ちなみに私も山に登ります

登山入門者がお店にいって、店員さんに「とりあえず登ってみたいんですけどー」と相談すると、ザック、登山靴、ウェア、それにちょっとした小物を提案されて、3~4万円くらいの出費でとりあえず、一式揃ってしまうんですね。
その後は、あまりお金をかけずに、楽しめてしまうのが登山です。まあ、移動で各種交通機関にお金を払うものの、あとは、お弁当や飲み物くらい?
趣味で楽しむ側がらしたら、お金をかけずに楽しめる趣味といった感じなのですが、一方、登山ショップ側からしてみれば、あまりおいしくないわけです。
(まあ実際は、ウェアや機能性スパッツやら、ほしくなるものはたくさんあるのですが・・・、ここではその話はおいておきます)
「さあ次の山ガールがお店に来てくれないかなー」
と、次のお客様を待ちぼうけするようでは、商売としてはあまりよろしくないように思います。
そこで、重要なのは「興味そそらせ戦法」です。
どういうことかというと、
とりあえず、登山の話ですすめますね。
山って、辛い思いをしてなんとか登頂するんですけど、その時の景色や爽快感が忘れられずに、また登りたくなっちゃうんです。しかも、もっと高い(標高差のある)山に、もっと長い距離を歩きたくなっちゃうんですねぇ~。不思議なもので。。。
それを続けていると、こんどは「冬山」なんかに興味をもっちゃうわけです。ところが、この「冬山」。ちょっと危険なイメージがしてきて、こしがひけちゃうし、「自分には・・・」と思っちゃうんです。
ところが。。。ここで、登山ショップの壁に目をやると、何やらポスターが…
スノーハイクで雪山デビュー!?
おっと、写真には女性がたくさん映っているではないかぁぁーーー!?
私でも行ける?行っちゃう?そんな気持ちになってきちゃうわけです。
そうして、お店の人にまた相談をして、
・スノーシュー・・・2万円
・冬用登山靴・・・4万円
・ゴアテックスの冬用ウェア・・・4万円
・インナー・・・1万円
・手袋・・・1万円
・他・・・1万円
しめて、13万円なり・・・
一枚のポスターに、興味をそそられちゃったわけですよ。
興味をそそられちゃった結果、安く楽しめると思っていた登山に、あれよあれよというまに、お金を落としていっちゃってるじゃありませんか!!!!
で、わたくし、冬山にいっちゃうわけです。
やはり、店側にしてみれば、一度つかまえた顧客を一度だけで終わらせるのではなく、その顧客の興味をうまいことそそって、さらなる商品を購入してもらう。これが、儲けのヒントです。
この、「興味そそらせ戦法」、前回ご紹介した、LTV(Life Time Value=顧客生涯価値)にも通じる内容です。
顧客の興味を継続的にそそるような情報発信ができるといいですね。
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